株式報酬SaaS Nstock

「全社員で喜び合える、“STUDIOらしいSO”を設計することができた」

導入の概要

STUDIO株式会社(以下、STUDIO)は、ストックオプション(以下、SO)を設計・運営するにあたって、以下のような悩みを抱えていました。

  • SOを有効活用できていないこと
  • これから全社員にSOを付与するにあたり、大量の情報を一元管理できるようにすること
  • 権利者である社員が、手元でパッとSOの契約情報と価値を把握できるようにすること

これらの課題を解決する手段として、STUDIOは「株式報酬SaaS Nstock(以下、Nstock)」の導入を決定されました。

Nstockの導入を決定した理由

「全社員と成功を分かち合いたい」再設計したSOを管理するためには一元化が不可欠だった

Industry Co-Creation サミット KYOTO 2023「STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門」優勝の副賞として、NstockにSOの設計・管理方法をご相談いただきました。

STUDIOではこれまで、限られた一部の社員にだけSOを付与していました。しかし、Nstockにご相談いただくなかで、SOを効果的に活用するためのノウハウを得ることができ、この先のより大きな成長に向けて、SOの設計を根本から見直すことを意志決定。株式分割を行なって全社員を対象にSOを付与、また退職時も条件付きで持ち出しOKにするなど、全社員と成功の果実を分け合うことができる株式報酬制度を組み立てました。

一方で、必要に迫られたのはSOにまつわる情報を一元管理すること。全社員を対象としたことで、各社員の入退社情報の管理や期末評価との連動など、これまで以上に複雑な情報を正確に管理することが求められます。

そこでSTUDIOでは、これまで外部パートナー企業へアウトソースしていたSOの実務を内製化することに。株式報酬SaaS NstockではSO情報を一元管理することができること、退職者とのSOについてのコミュニケーションも円滑に進められることなどが、導入の決め手となりました。

「SOをもっと身近に」いつでもその価値を感じられるようにしたかった

SOを全社員に付与するにあたり、しっかりとその内容を理解してもらうために綿密なコミュニケーションが必要になりますが、社員の多くはSOについて詳しい知識を持っていないために、正しい理解を得ることは簡単ではありません。

その問題に対して、Nstockでは各社員に発行された「権利者アカウント」から「今、私が付与されているSOはどれくらい?」「キャピタルゲインはどれくらいの価値があるの?」といった情報を確認することが可能に。シンプルかつ直感的なUIにこだわることで、どんな社員の方にも伝わる仕様になっています。今後は、コミュニケーションコストの軽減だけでなく、社員のモチベーションアップ効果にも期待されています。

「株式報酬SaaS Nstock」に期待すること

Nstock代表・宮田さんとお話しするなかで、これまでは意図せず「性悪説」に基づいた設計になってしまっていたSOを大きく見直すことができました。自社の成長を、全社員で喜び合えるSTUDIOらしい、SOを改めて設計できたと考えています。

全社員への説明はこれからになりますが、すでにSOを付与されている役員陣からも「キャピタルゲインのイメージが具体的に湧いた」「なんとなくわかったつもりになっていたが、ちゃんと理解できた」という喜びの声がすでに挙がっています。

Nstockには、この先、機能が増えたとしても、直感的でシンプルで使いやすいUI/UXを、追求してほしいです。事務局・行使者ともに、「Nstockを見れば、SOのことがすぐわかる」サービスであり続けてほしいです。

また、私たちのような一周目のスタートアップはSOに対する詳しい知見を持ち合わせていません。そういった層に向けて、SOをよりよく活用するための情報やキットの配布などSOの“羅針盤”となるような発信を、ぜひお願いしたいです。個人的には、こうしたSOの活用法や設計思想について「もっと早めに知りたかった」というのが正直な気持ちです。

STUDIO株式会社 
People Experience Lead 松谷秀人

整理された情報表示で、管理の手間を軽減

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